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RPA WinActor

WinActorでおススメの初期処理、変数、定数、後処理

投稿日:2021年10月8日 更新日:

失敗する確率が10%ぐらいのシナリオがあったとします。
そのシナリオを2回実行すると、2回失敗する確率は1%、
3回実行すると、3回とも失敗する確率は0.1%になります。

ということで、今回は、タスクスケジューラからのバッチ起動のシナリオで
複数回実行しても1回だけ実行したように見せるシナリオのフォーマットを考えてみました。

変数一覧

システム日付
プロジェクトファイルのフォルダパス(定数)
トリガーファイルのフォルダパス(定数)
トリガーファイルの日付

シナリオはこんな感じにした

①日付を取得
②トリガーファイルを読み取り
③②で読み取ったトリガーファイルの日付=①で取得した日付の場合は、実行済みなので処理を終了
④メインの処理を書く
⑤トリガーファイルに①で読み取った日付を書き込む

①日付を取得

②トリガーファイルを読み取り

③②で読み取ったトリガーファイルの日付=①で取得した日付の場合は、実行済みなので処理を終了

④メインの処理を書く

ここにメインの処理を書きます。

⑤トリガーファイルに①で読み取った日付を書き込む

タスクスケジューラでバッチ起動のタスクを複数実行する

これで複数実行しても最後まで成功するのは最高で1回になります。

以上

-RPA, WinActor

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